【Razer Nommoレビュー】コスパ最強のPC用スピーカー。サイズ感には注意
ども、のんたびです。
「PC用スピーカーを探していてRazer Nommoが気になっている」
「値段相応の価値があるのか(せっかく買うからには失敗したくない)」
「Razer Nommoの長所や短所を知りたい」
このような思いをしている方はこの記事を読んで頂くことで多少なりとも参考になると思います。
かくいう私もPCスピーカーを買うとき、色々探したり調べたりしました。
なので身をもってPCスピーカーを探してる方の気持ちは分かります。
この記事では私が実際に「Razer Nommo」を購入して2か月半使用して感じた長所・短所をお伝えしますので是非最後までご覧ください。
「Razer Nommo」はコスパ最強のスピーカー。サイズ感には注意が必要
RazerNommoは買う価値があるのか。
結論から言うと買う価値は充分にあります。
もちろん人によってスピーカーに求めるものは違うので一概にオススメはできませんが、製品のクオリティ自体はとても高いと感じます。
ただし、サイズ感が少し大きめとなっているのでデスクが小さい方は事前にスペースを確保しておく必要があります。
最初にザックリRazerNommoをオススメできる人・できない人を挙げて細かいレビューをしていきます。
・安物のスピーカーの音質では満足できない
・安物は嫌だけど、高級なスピーカーを買うほどでもない
・ある程度の音質は欲しいけど面倒な接続はしたくない
・デスク(置きたい場所)に充分なスペースがある
・とにかくデザインが好き
・スピーカーが欲しいだけで音さえ出れば何でもいい
・なるべく目立たないスピーカーが欲しい
・音質に一切の妥協をしたくない
・ホコリがあるととても気になる方
・音楽制作をしている・これからしようと考えてる
「Razer Nommo」の外観・特徴
割と大き目の箱で届きます。
私のデスクでは狭かったので床にて撮影しました。
箱の中身はこのようになっています。
・スピーカー本体
・電源ケーブル
・3.5mm3極ケーブル
・説明書
・Razerシール
かなりインパクトのあるデザインです。
本体サイズは少し大きめとなっています。
サイズ:140(幅)×220(高さ)×170(奥行)mm
幅はあまり問題にならないかもしれませんが、高さと奥行きがそこそこあります。
なので購入する前に自分のデスクに置けるかどうかをチェックしておくといいかもしれません。
モニターの枚数が1枚の方はモニターの両端に置くだけで見栄えが良くなるので問題ないと思います。
ただ、モニターを2枚以上使用している方は設置に工夫が居るかもしれません。
かくいう私も設置する際にモニターの高さや細かい位置調整を何度も行いました。
本体横にRAZERの文字が目立たないように印字されています。
ここがブランドカラーの緑だと少し残念だったかもしれませんが、目立たない黒なのでむしろカッコイイです。
右側のスピーカー裏に各端子を挿す場所があります。
・INPUT=スピーカー出力部分
大体の方はPCに直接挿す形になると思います。
アンプをお持ちの方はアンプに挿しても良いかもしれません。
・AUXIN=拡張端子
別途ケーブルを用意すればスマホの音なんかもだせると思います。(試してはない)
・POWER=電源ケーブルを挿す場所
・HEADPHONE=名前の通りイヤホンやヘッドフォンを挿す場所
端子類が全て背面にあるのはデザイン重視のためだと思われます。
私はアンプにイヤホンやヘッドセットを挿すので問題ありませんが、スピーカーにヘッドセット等を挿したい人は少し不便に感じるかもしれません。
スピーカー右側に、BASSと表記された低音を調整するつまみと全体ボリュームを調整するつまみがついています。
左側には何もついていません。
BASSと音量のつまみは無段階調整になっていて操作性は滑らかです。
つまみの音量0と1(電源ON/OFF)の箇所だけカチッと音がします。
実際に設置してみた
実際に設置してみました。
やはりデザインは唯一無二感があります。
良くも悪くも存在感がそれなりに高いので好みは分かれそうです。
私は独特で中々好みですが、目立たないスピーカーが欲しいという方には不向きかもしれません。
接続方法は直感で分かるくらい簡単でした。
①電源アダプターをコンセントに挿してスピーカーと接続
②付属のもう1つのケーブルでPCとスピーカーを接続
以上です。
接続さえ済ませればあとはボリュームのつまみを捻ってあげるだけなので超簡単です。
音質について
※あまり重要ではないので細かい説明は割愛しますが、一応30時間ほどエージングを行ってからの評価になります。
「Razer Nommo」の音質について評価をすると、値段相応かそれ以上の価値があるように感じました。
この音で満足できなかったら立派なオーディオマニアと言えるくらいのクオリティです。
私は大学で音楽を専攻していたので一般の人よりかは音の違いが分かるつもりです。
ただ、ザックリ言えば「皆こういう音好きだよね」といった感じのチューニングがされています。
これ自体は全然悪いことではないのですが、チューニングされた音なのでDTM等の音楽制作をする人にとっては不向きなスピーカーかもしれません。
音楽制作に関わらず、映画や、音楽の原音を忠実に再生したいという方は「モニタースピーカー」と呼ばれるスピーカーを購入することをオススメします。
それ以外にも普段から2万円以上の高価なスピーカーを使用している方にとっては少し物足りなさを感じるかもしれません。
オーディオ機器は突き詰めていくとキリがありません。
Nommoは特別良い音がでるスピーカーというわけではありません。
あくまで比較的安価で良い音を楽しめるスピーカーというポジションです。
低音
個人的にはBASSのつまみを半分より少し強めに設定した値が好みの音でした。
もちろんこのつまみは気分や聴く音楽や映画によってもイジります。
低音域はしっかり効いていて音の広がりも良いので、ある程度の音量で音を出すとデスクに振動が伝わります。
バンド編成だと他の音に埋もれやすいベースの音なんかも聴きとりやすいと感じました。
吹奏楽でいうとコントラバスあたりの音です。
「Razer Nommo」はウーファー無しにしては充分すぎる低音を再生してくれます。
「賃貸だからウーファー導入するのは躊躇してしまう。でもある程度低音が出るスピーカーが欲しい」
という方にはとてもオススメできます。
「Razer Nommo」にはついていませんが、スピーカーには低音の再生だけを担当するウーファーと呼ばれるスピーカーがついていることがあります。
ウーファーのメリットとしては低音の厚みが膨らみスピーカーだけではだせない迫力を再現してくれます。
ただし、その反面ウーファーは設置に面積をとったり賃貸にお住まいの方は音響に配慮が必要といったデメリットもあります。
低音だけに関して言えばつまみで調整ができるので、よりお好みのサウンドに設定ができると思います。
中音
中音域もとてもクリアで奇麗な音をだしてくれます。
中音域は一般的なとこだとヴォーカルやギターなんかの音域です。
中音が綺麗だとヴォーカルの声に迫力が増したり、ギターが一層カッコよく聴こえたりします。
中音が綺麗だと音楽を聴いていても楽しいし耳が疲れません。
高音
高音はすこし霞むような印象を受けました。
中音と高音はよく中高音と一括りにされますが、別の音域です。
高音はドラムのシンバルの「シャーン」といった音やハイハットの「チッチツ」といった音です。
吹奏楽だとピッコロなんかが高音です。
高音が目立ちすぎると耳に刺さるような嫌な音に感じる可能性もあるので目立ちすぎるのもよくありません。
しかし、「Razer Nommo」は中音の中に高音が埋もれているように聞こえて少し残念に感じました。
埋もれるといっても安物スピーカーよりは綺麗に聞こえます。
安物スピーカーとの違い
私は以前2千円ほどの安物スピーカーを使用していましたが、明確に音質が良くなったと感じられるくらい音に差があります。
良い音で音楽や映画を鑑賞すると楽しさが倍増します。
もちろん音が出れば何でも良いという方は安物スピーカーでもいいかもしれません。
ただ個人的にはもう少し予算を上げてそこそこ良い音が出るスピーカーを選んでほしいという気持ちがあります。
安物であれ、高級であれ、スピーカーは一度買うとそうそう買い替えるものではないので、せっかくなら少し良いスピーカーを選んで幸せなサウンドライフを手に入れてほしいです。
「Razer Nommo Chroma」との違い
類似製品に同じRazerからでている「Razer Nommo Chroma」という製品があります。
「Nommo Chroma」は「Nommo」に次の2点がプラスされます。
①ライティング機能
②USB接続に対応
背面の端子の位置が違うなど細かい違いはありますが、大きな違いはこの2点のみです。
私は「Nommo Chroma」を所持していないので調べた情報になりますが、サイズ感や音のクオリティについては全く一緒みたいです。
価格は「Nommo」の価格に1万円ほど上乗せされます。
2万円台ともなってくるともっとクオリティの高いスピーカーがあったりするのでコスパが良いとは言えません。
ピカピカ光るゲーミング空間を構築したいといったライティングに拘りのある方にはオススメできるかもしれません。
アンプとの相性には注意が必要
スピーカーもイヤホンやヘッドセットと一緒でアンプとの相性があります。
私はGSX1000というアンプを普段使用していますが、あまり相性がよくありませんでした。
設置し終えた後、私はGSX1000を介してPCと「Nommo」を接続しました。
しばらくその環境で使用していたのですが、音圧が抑えられているのか迫力に欠けるサウンドだと思いました。
音質も悪くはないものの、1万円の価値があるかと言われれば微妙なラインでした。
これは失敗したかと思いながらも、一応PCに直接接続して使用してみました。
そしたら驚くことにPC直挿しの方が圧倒的に音が綺麗でした。
なので使用しているアンプによってはかえって音を劣化させる原因になります。
アンプを使用している方はアンプとPC直挿しの両方を聴き比べることをオススメします。
ゲーム使用について
カジュアルにゲームを楽しむ場合にはゲーム用途でも全然使用できます。
しかし、言わずとも想像はつくかもしれませんがFPSで使用するには向きません。
如何せん細かい方向や距離感はスピーカーでは限界があります。
なのでFPSゲームはイヤホンやヘッドセットでプレイするのが吉です。
しかし、音がバトルに直結しにくいようなRPGゲームやアクションゲームなどは迫力があって楽しめると思うので有意義な活用ができると思います。
本体は傷がつきやすい・ホコリがたまりやすい
スピーカー本体はマットな質感でとてもカッコイイですが、とても傷が入りやすいので注意が必要です。
私は設置する時にモニターと干渉してしまい早々に傷をつけてしまいました。
かなりショックを受けました泣
「Razer Nommo」はホコリも付きやすく目立ちます。
数週間ほど放置すると画像のような状態になります。
スピーカーは置くものなのでどんなスピーカーを設置してもホコリを拭く手入れは必要になってきます。
その中でもNommoはサイズが大きい分ホコリを被る面積も大きいです。
なのでホコリが気になる方や細かい手入れが苦手な方はもう少しサイズの小さいスピーカーを探したほうがいいかもしれません。
まとめ
ここまで「Razer Nommo」のレビューをしてきました。
要点をまとめていきます。
・デザインが独特で唯一無二
・接続が簡単
・値段相応かそれ以上に音質が良い
・低音の調整が可能
・サイズが大きい(環境によっては設置に工夫が必要)
・端子が全て背面にあるので場合によっては利便性に欠ける
・ホコリがたまりやすい
・アンプとの相性に注意が必要
先ほども伝えましたが良い音だと映画(もちろんアニメも)や音楽の楽しさが倍増します。
音に拘りが無いという方も騙されたと思って購入してみる価値は充分にあります。
数年は使い続けることを考えると、私はとてもコスパの良いPC用スピーカーだと感じました。
音楽や映画をある程度の音質で楽しめたら良いというライト層の方にとってはとてもクオリティの高い商品だと言えます。
それでは良きサウンドライフを!!
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