【Razer Black Shark V2 Hyper Speed レビュー】音質・定位・利便性、何を重視するかで評価が変わるヘッドセット
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ども、のんたびです。
この記事ではRazerの「Black Shark V2 HyperSpeed」をレビューしていきます。
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「BlackSharkV2 HyperSpeed」って実際どうなの?
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安い買い物じゃないから失敗したくない
この記事はこのような悩みをお持ちの方の参考になると思います。
是非最後まで読んでいってください‼️
最初にメリット・デメリットをザックリまとめてレビューしていきます。
※本記事はPCで使用したレビューになります。
・ワイヤレスかつ軽量で取り回しがとても楽
・「アンプ」「外部マイク」を揃える必要がないオールインワンヘッドセット
・落ち着いたデザインで使いやすい
・価格の割には可もなく不可もない中途半端な性能
・ヘッドセットの中でも比較的蒸れやすい
【結論】「音質・定位・利便性」何を重視するかで評価が変わるヘッドセット
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先に結論からお伝えします。
「Razer BLACK SHARK V2 HYPER SPEED」は何を重視するかで評価がハッキリ分かれるヘッドセットです。
ずばりヘッドセットに「利便性」を求めている方にはとてもオススメできるヘッドセットです。
本製品は、「軽量でワイヤレス」かつヘッドセットの中では「優秀なマイク音質」をしています。
一言で表すのであれば「オールインワンヘッドセット」です。
「ゲーミングアンプ」や「USBマイク」を個別に揃えるのが面倒で、1つのデバイスで完結させたいという方にはとてもオススメできます。
一方で「音質・定位感」を重視する方にはオススメできません。
本製品の音質・定位感に関しては「悪くはないけど良くもない」という感想です。
音質についてはそこまで不満はありませんが、定位感に関しては正直期待外れでした。
私は普段APEXをプレイしていますが本製品は「足音はハッキリ聞き取れるんだけど、音の位置が掴みづらい」という場面が頻繁にありました。
(もちろんソフトウェアで色んな設定を試してみました)
音の位置把握に関しては「ゲーミングアンプ+(有線)イヤホンorヘッドセット」の組み合わせの方が断然オススメできます。
【特徴】
接続方法 | 無線接続(2.4Ghz/Bluetooth)/有線(AtoCケーブル) |
タイプ | 密閉型 |
ドライバー | Razer Tri Force チタン 50 mm ドライバー |
周波数特性 | 12 Hz ~ 28000Hz |
インピーダンス | 32 Ω |
感度 | 100 dBSPL /mW |
イヤーパッド | メモリーフォームクッション |
マイク極性 | 単一指向性 |
マイク周波数特性 | 100 Hz – 10000Hz |
マイク感度 | -42 ± 3 dBV / PA, 1 kHz |
ケーブル長 | 約1.8m |
重量 | 280g(公称値,実測値) |
バッテリー持続時間 | 70時間 |
カラー | 黒/白 |
特徴1:ワイヤレスで280g‼️軽量ヘッドセット
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「BlackSharkV2 HyperSpeed」の重量は公称値で280gです。
実際は公称値から±5g程度の誤差はあるものですが私の個体は1gも違わずピッタリ280gでした。
これは素直にビックリしました。
ワイヤレスでケーブルの煩わしさもないので「取り回し」や「首への負担」はとても楽なヘッドセットです。
特徴2:上位機種と同じ超高音質マイクを搭載
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本製品はマイク音質がとても優秀です。
「RAZER™ HYPERCLEAR 超広帯域マイク」というRazer独自のマイクを搭載しており、ヘッドセットの中ではトップクラスにマイク音質が良いです。
USB等の外部マイクと比較すると音のクリアさは流石に劣りますが、「ヘッドセットについているマイク」ということを考慮するととても優秀だと思います。
「BlackShark2HyperSpeed」と「FiFiNEのUSBマイク」で簡単な比較もしてみました
「BlackShark2HyperSpeed」のマイクは少しだけ声にノイズが混じったような「ヘッドセットのマイクっぽさ」が若干残っている気もします。
(それでもヘッドセットマイクとしては優秀ですが。)
外観
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外箱はRazerらしさ全開の黒緑の箱です。
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・ヘッドセット本体
・無線接続ドングル(TypeCメス端子)
・有線兼ドングル延長ケーブル(AtoC)
・説明書
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付属のケーブルは編み込み式でAtoCタイプのケーブルになっています。
ケーブルの長さは約1.8mあるので必要十分だと思います。
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デザインは黒統一で落ち着いたデザインです。
正直値段に見合った高級感はありませんが、ヘッドセットにデザインはそこまで重要じゃないので許容範囲です。
280gという軽さもあって装着感はかなり良いです。
側圧は最初は少しだけ強い気もしましたが、使用していくうちに「緩み」か「慣れ」か分かりませんが気にならなくなりました。
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ヘッドセット左側には「電源ボタン」「マイクミュートボタン」「音量調整ダイヤル」「ケーブル挿込口」が付いています。
マイクは着脱不可となっています。
マイクを使用しない人は視界の邪魔にならない場所に折り曲げて使用することになります。
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ヘッドセット右側にはスマートボタンがついています。
このボタンでEQプリセットや接続方法の切り替えが行えます。
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イヤーパッドは大きめで、よほど耳が大きい方でない限りはすっぽり覆ってくれるサイズ感になっています。
素材は外側が「合皮」で、耳周り部分はサラッとした肌触りの良い素材になっています。
装着時の通気性はハッキリ言ってあまり良くないです。
ヘッドセットはどれも長時間使用すると等しく耳周りが蒸れますが「BlacksSark V2 HyperSpeed」はその中でも蒸れやすく感じます。
Amazon等で互換性のあるイヤーパッドを別途購入すれば改善されるかもしれません。
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ヘッドセットの長さ調整部分は細くて固い針金のような調節機構になっています。
(ブラックシャークシリーズではお馴染み)
調整は上下にスライドするような感じメモリなどはなく無段階で調整できるようになっています。
使用していて勝手に長さが変わるといったことはありません。
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ヘッドバンドは合皮素材でかなり厚みがあり、指で押すとモチっとした質感です。
クッション性は非常に高くなっているので使用していて頭頂部が痛くなるといったことはあまりないと思います。
音質・定位感
音質
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「Black SharkV2 Hyper Speed」の音質は悪くはありませんが、良くもありません。
音の傾向としては「弱ドンシャリ」で、低音と高音がやや強調されていて、中高音が少し埋もれているような印象を受けました。
FPSで使用した際の足音や銃声などの聞き取りやすさは全く問題なく、ハッキリ聞き取ることができます。
音の解像感も「低くはないけど、高くもない」といった性能です。
ゲームや動画鑑賞くらいであれば全く気にならないクオリティですが、音楽鑑賞ガチ勢は少し物足りなく感じると思います。
無線と有線接続での音質の差はあまり感じませんでした。
気持ち有線接続の方がクリアに聞こえる気もしますが、正直誤差だと思います。
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2.4Ghzの無線接続は体感できる遅延はなくFPSでも全く問題なく使用できます。
定位感
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音の細かい位置を把握する「定位感」に関しては正直イマイチです。
お世辞にも「定位感が良い」「敵の位置が丸わかり!」とは言えません。
冒頭にも軽く触れましたがFPSをプレイする際、「足音はハッキリ聞き取れるけど、位置が掴みづらい」といった場面が度々あります。
「慣れ」や「EQ設定」の問題かと思い、色んな設定を長時間試してみましたがあまり改善されませんでした。
音の聞こえ方は人それぞれの私の意見は鵜呑みにせず参考程度にしてほしいですが、定位感を重視するのであれば他のデバイスを検討した方が良いかもしれません。
ソフトウェア-RazerSynapse
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「BlackShark2HyperSpeed」はRazerのソフトウェア「Razer Synapse」を使用することでEQやマイク音など詳細な設定が行えます。
ソフトウェアで変更できる設定を簡単にまとめておきます。
(レビュー記事なのでソフトの細かい使い方などは割愛します)
・サウンド(EQや7.1chの設定)
・強化(低音やVC音など少し踏み込んだサウンド設定)
・マイク(マイク音量、サイドトーン、マイクエフェクト関連)
・パワー(ドングルの点灯色、スリープモードの設定)
まとめ
・「アンプ」「外部マイク」を個別に揃えるのが面倒な方
・「軽量」「ワイヤレス」「使いやすさ」を重視している方
・Razerが好きな方
・価格の割には可もなく不可もない中途半端な性能
・ヘッドセットの中でも比較的蒸れやすい
冒頭にも触れましたが、「Black SharkV2 Hyper Speed」は何を重視するかでオススメできるかどうかがハッキリ分かれるヘッドセットになっています。
使いやすさや手軽さを重視した方にはとてもオススメできる反面、音質や定位感に拘りたい方にはオススメできない性能になっている印象を持ちました。
2万円で定位感を重視したいという方は、今お使いのイヤホンやヘッドセットに「GameDacGen2」を導入することをオススメします。
Amazonのセール時などは「GameDacGen2」「 EarPods(アップル有線イヤホン)」の2つを購入して、ちょうど同じような値段になると思います。
それぞれレビュー記事もあるので気になる方は是非そちらも参考にしてみてください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。それでは良きゲームライフを‼️
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