「PrimeWirelessレビュー」握り心地抜群のフィット感だが未完成のマウス
ども、のんたびです。
この記事ではSteelseriesからでている「PrimeWireless」をレビューをしていきます。
購入して約3ヶ月ほぼ毎日使用してのレビューになります。
私はPCゲームを始めた時からSteelseriesの製品をいくつか使用してきていてSteelseriesはとても思い入れがあり好きなメーカーです。そして私はどちらかというとエルゴノミクスタイプのマウスが好みです。
「PrimeWireless」は自分が好きなメーカーからでた自分好みのデザインマウスということで買う以外の選択肢はありませんでした笑
握り心地抜群のフィット感だが未完成のマウス
「PrimeWireless」は実際どうなのか。
結論から言うと、「全体のクオリティは高いが細かいところがイマイチな惜しいマウス」です。
独特なエルゴノミクスデザインでフィット感は抜群で唯一無二感があります。
最初は神マウスかと思ったのですが、ずっと使用していると目立ってくる短所がいくつか見えてきて最終的には未完成なマウスだなという評価に至りました。
なので迷ったら買わなくていいというのが私の結論です。
買わなくていいと言っても高スペックなマウスというのは間違いないです。
下手に安いマウスを買うよりかは全然クオリティは高いので誤解はしないようお願いします。
スペック
通信方式 | 2.4GHz |
重量 | 81.5g(実寸) |
センサー | SteelSeries TrueMove Air(光学式) |
CPI | 100~18,000、100 CPI可変式 |
ポーリングレート | 125~1000Hz / 1ms |
筐体メイン素材 | ABSプラスチック |
ボタン数 | 6 |
バッテリー寿命 | 100時間 |
長さ | 125.3 mm |
幅 | 59mm(前部)、67.9mm(後部) |
高さ | 23mm(前部)、42.4mm(後部) |
外観・特徴
「PrimeWireless」は付属のドングルを挿してマウス本体裏面にあるスイッチを入れればすぐに使用可能です。
・マウス本体
・USBドングル(タイプC)
・ドングルエクステンダー
・USB-C to USB-Aケーブル
・説明書
画像左側がUSBドングル、右側がエクステンダー(延長端子)です。
ドングルはタイプCになってます。
ワイヤレスマウスは未だにマイクロUSBの製品も少なくないのでここはポイント高いです。
マウスを充電する際は「USB-C to USB-Aケーブル(付属)」を使用します。
ケーブルを接続したまま有線マウスとしても使用できるので充電中でも問題なく使用できます。
ケーブルとエクステンダーを使用してマウスとドングルの距離を近づけて使用します。
ドングルをPCに直接挿すだけで使用できますが、マウスとドングルの距離は近い方が接続が安定します。
ケーブルは約2mあるので多少PCが遠くても引っ張ってこれます。
公式サイトのスペック表記には重量80gとありますが、手元のスケールでは81.5gでした。
スケールの精度によって多少の前後があると思うのでまぁ許容範囲です。
表面は粗いマット仕上げみたいな質感でサラサラしてます。
ライティング対応部分はホイール部分だけでロゴ部分は光りません。
サイドボタンはほぼ中央に位置していてどちらも押しやすい位置にありますが、個人的にはもう少し大きい方が押しやすいなと感じました。
サイドボタンの位置から底面にかけて凹みがあり親指を置きやすいような設計になっています。
右側にはサイドボタンはついていません。
左右ともにグリップ加工はされておらず、マウス全体同じ質感になっています。
マット仕上げになっているので手が滑りやすいということはないですが、グリップ加工が施されたマウス(Ḡ703h等)に比べると若干ツルツルするように感じます。
個人的にグリップ加工が施されたPrimeWirelessを拝みたかった…
「PrimeWireless」最大の特徴はこの独特のエルゴノミクスデザインだと思います。
端から端にかけてかなりの傾斜がついています。
ですが全体的に丸みを帯びているので握った時の違和感はないです。
むしろマウスの質感も相まって抜群のフィット感を得られます。
この握り心地はデバイスが展示されてあるお店に足を運んで一度触ってみる価値があります。
同じ左右非対称型のマウスで有名な「G703h」と比較してみました。
マウス前面から見た傾斜はさほど大差ありませんが、マウスお尻部分の傾斜がかなり異なっています。
「G703h」も握り心地は素晴らしくとても良いフィット感が得られますが、握り心地だけで比較すると私は「PrimeWireless」の方が好みでした。
「G703h」のレビュー記事を上げてるので気になる方はご覧ください。
裏面には「ポーリングレート(PR)変更ボタン」と「電源ボタン」があります。
マウスソール(フィート)はマウス前面に小さく2箇所、中央のセンサー周りに1箇所、後面に大きく1箇所の4箇所についています。
個人的には他のマウスより滑りやすいように感じました。
CPIボタン1つで「CPI」と「ポーリングレート」が変更できるようになっています。
・CPI変更:CPIボタンを素早くクリック
・ポーリングレート変更:CPIボタン長押し
クリック音比較
「PrimeWireless」のクリックボタンはしっかりとしたクリック感があり、音が少し大きめです。
同じ部屋に他の人がいる場合は配慮が必要になります。
浅いクリック感が好きな方や静音性を求める方には向かないかもしれません。
ホイールボタンのクリック感は比較的固めになっています。
なので作業やゲーム等でホイールクリックを頻繁に使う方はストレスに感じると思います。
「PrimeWireless」の持ち方と相性
私は普段かぶせ持ちでゲームをしていますが、とてもフィット感があり持ちやすく感じます。
小さめのマウスだと薬指や小指を置く位置に困ったりしますが、このマウスはそういったことはありません。
つかみ持ちもとてもフィット感があって操作しやすかったです。
私はたまにつかみ持ちよりのかぶせ持ちになったりしますが、その時でも全く違和感なく操作できます。
私はつまみ持ちが苦手なので繊細な使用感は伝えられませんが、持ちやすさはあまり感じられませんでした。
マウス前面側のサイドボタンも少し押しにくいように感じたのであまりオススメはできません。
公式サイト曰く、「掴み持ち」と「つまみ持ち」の方にオススメらしいですが、私は賛成できませんでした。
つまみ持ちの方はわざわざこのマウスを選ぶメリットがないように感じます。
「Steelseries GG」で細かい設定が可能
「PrimeWireless」は「Steelseries GG」というソフトウェアで細かい設定が可能です。
・DPI
・ボタン割当
・バッテリーセーブ機能=バッテリーを長持ちさせるための詳細設定
・加速/減速時の速度調整
・ポーリングレート
・アングルスナップ=直線補正
・ライティング
PrimeWirelessの長所・短所
・フィット感が最高
・ケーブルがタイプC
・バッテリー持ちが良い
先ほども記述しましたが、「PrimeWireless」の最大の強みは最高のフィット感だと思います。
その他にもケーブルがタイプCという点やバッテリーが最大100時間もつという点も地味に大きいです。
・サイドボタンが小さめ
・クリック音が大きい
・ホイールボタンが固め
「PrimeWireless」は決定的な短所はないものの、痒いところに手が届かないマウスです。
使っていくうちに慣れるだろうと思いましたが逆に使用するほど気になってストレスに感じてきます。
執筆時の価格は¥14,800とハイエンドクラスに値する値段です。
握り心地が良いというのは魅力的ですが、この価格なら正直他にも良い選択肢があるように感じます。
PrimeWirelessをオススメできる人・できない人
・かぶせもち、つかみ持ちの人
・バッテリー持続時間が長いワイヤレスマウスを探している人
・とにかくフィット感・握りやすさを求めている人
・つまみ持ちの人
・ホイールクリックの使用頻度が高い人
・共有スペースで使用する人(クリック音が大きい)
・大きめのサイドボタンが好みの方
まとめ
Steelseriesの「PrimeWireless」をレビューしてきました。
冒頭にも言いましたが、個人的には「細かいところが惜しい未完成のマウス」という評価に至りました。
ホイールクリックが固かったりクリック音が大きかったりと、ずっと使用していると気になってくる箇所がいくつかあります。
現在はこの他にも様々なワイヤレスマウスが登場しているのでわざわざこのマウスを選ぶメリットは少ないと感じます。
しかし、フィット感という点だけに焦点を当てれば「PrimeWireless」は最高のマウスだと思います。
究極のフィット感を求めている方は購入する価値があると思います。
それではよきゲームライフを!!
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