【Razer DeathAdder V3 Pro】レビュー「コスパの悪い高性能マウス」
ども、のんたびです。
DeathAdderV3Proて実際どうなの?値段に見合う価値ある?
この記事はこのような疑問をお持ちの方に参考になると思います。
最初にメリット・デメリットをザックリまとめてレビューしていきます。
・エルゴノミクス(左右非対称)マウスの中では軽量級
・センサー/スイッチのクオリティが高い
・値段が高い
・ケーブル挿込口が奥まっている
・フィット感、グリップ性能が微妙(悪くないけど良くもない)
【結論】コスパの悪い高性能マウス
先に私の結論から言います。
「 Death Adder V3 Pro」は正直値段に見合う価値はないと感じました。
「エルゴノミクス(左右非対称)形状で60g」という点がこのマウス最大の長所です。
「無線/エルゴノミクス/超軽量」の3つの条件を満たすゲーミングマウスはまだまだ選択肢が少ないです。
私の購入理由も「形状」と「軽さ」に魅力を感じたからです。
実際に使用してみた感想としては「軽いけど思ってた握り心地と違う」です。
「想像していた握り心地と違う」だけなら「勝手に期待していた自分が悪い」で済んでいたのですが使用していて細かい不満点がいくつか見つかりました。
総合的に評価して値段に見合う価値はないと感じました。
※本製品は2万円を超えるハイエンドゲーミングマウスなので「基本的な性能は良くて当たり前」という評価が前提にあります。
【Death Adder V3 Pro】特徴
形状 | 左右非対称 |
サイズ | 68.0 x 128.0 x 44.0mm |
重量(実測) | 62g |
ボタン数 | 5つ |
使用センサー | Razer Focus Pro 30K |
スイッチ | Razer Optical (Gen3) |
DPI(感度) | 100~30000(50刻みで変更可能) |
ポーリングレート | 125/500/1000/4000(要別売ドングル) |
バッテリー持続時間 | 90時間 |
接続方式 | 2.4Ghzワイヤレス |
マウスソール | 100% PTFE |
ライティング | 非対応 |
カラー展開 | ブラック/ホワイト(限定色有) |
エルゴノミクス形状‼ワイヤレス‼超軽量‼
冒頭にも触れましたが「Death Adder V3 Pro」は「形状」と「軽さ」が最大の特徴です。
形状は人によって合う合わないがあると思うので一概に良い悪いは言えませんが「軽さ」に関しては文句ナシです。
(私は前作の方が握り心地は好みでした)
重さはグリップテープを貼った状態の実測値で「62g」でした。
70g以下の軽量マウスを持ったことがない方であれば間違いなく持った瞬間「かっる‼」ってなります。
「ワイヤレス×エルゴノミクス形状×軽量」の3つの条件を満たすゲーミングマウスは現時点で数えるほどしかありません。
この3つの条件でゲーミングマウスを探している方は購入候補に入れてもいいかもしれません。
別売りドングルで4000hzのポーリングレートに対応
「Death Adder V3 Pro」は別売りのドングル(通信装置)を使用することで最大4000hzのポーリングレートに対応することができます。(画像は通常のドングル)
ポーリングレートを簡単に説明すると「応答速度」です。
この数値が高いほど滑らかななトラッキング(カーソル移動)が可能になります。
一般的なゲーミングマウスのポーリングレートは1000hzなので数値だけで言えば性能差が4倍になります。
ただしこの別売りドングルはRazerの公式サイトでしか購入できないうえに価格が約5000円と非常にお高いです…
正直、2万円を超える高級マウスなので「同梱しといてほしかった」というのが本音になります。
Razer独自のセンサー&スイッチ
「Death Adder V3 Pro」は「Razer Focus Pro 30K」「Razer Optical (Gen3)」という独自のセンサー・スイッチを採用しています。
センサー性能が良いほどマウスを動かした際の反応が良くなり、スイッチ性能が良いほど押し心地や耐久性が向上します。
「Death Adder V3 Pro」はセンサー、スイッチともにクオリティが非常に高く、性能面で不満を感じることはまずないと思います。
このマウスを愛用するプロ選手がいるくらいなので間違いありません。
【Death Adder V3 Pro】外観
・マウス本体
・延長ドングル
・2.4Ghz接続レシーバー
・充電ケーブル(A to C)
・グリップテープ
・ステッカー
・説明書
サイズは「128mm×66mm」で他のゲーミングマウスより大きめのサイズになっています。
私は成人男性より手が少し小さいですが、握った感じそこまで大きいとは感じません。
手の小さい女性の方だと大きく感じるかもしれません。
質感はマットです。
「Death Adder V3 Pro」はマウス中央が一番高い「中央コブタイプ」のマウスです。
中央の1番高い場所の高さが44mmで高さに関しても他のマウスより少し大きめです。
サイドボタンは比較的大きく、押しやすい造りになっています。
位置が少し高めなのでサイドボタンが誤爆してしまうということもないと思います。
右サイドには何もありません。
グリップ加工なども施されていないのでどこを触ってもサラサラした質感を感じられます。
マウス前面に充電ケーブル挿し込み口があり、規格はタイプCです。
挿し込み口は少し奥まっているので少しストレスを感じます。
付属のケーブルであれば問題ありませんが、他のケーブル等は上手く差し込めない可能性があります。
マウスのお尻の方から見ると中央ではなく左側が一番高くなっていることが分かります。
この傾斜が手を被せた際にフィット感を与えてくれます。
背面には「電源ボタン/DPI切替ボタン」「センサー」「マウスソール」が備わっています。
他のマウスによくあるレシーバーを収納するような場所はありません。
ソールは非常に滑りが良く、私は使用していて特に不満を感じることはありませんでした。
付属のグリップテープを使用すればグリップ力が格段に上がります。(見た目が多少犠牲になります)
「Death Adder V3 Pro」は全体的にサラサラしているのでデフォルトの状態だとグリップ性能が良くありません。
個人的にはグリップテープはほぼ必須かなと感じます。
持ち方と相性
かぶせ持ち
かぶせ持ちとの相性は抜群です。
形状やフィット感だけで言えば前作の「Death Adder V2 Pro」の方が個人的に好みですが、恐らく大半の人は満足できる握り心地だと思います。
つかみ持ち
つかみ持ちとの相性も悪くありません。
つかみ持ちと一口に言っても、「かぶせ持ち寄りのつかみ持ち」なのか「つまみ持ち寄りのつかみ持ち」なのかでも多少変わってきます。
「かぶせ寄りのつかみ持ち」だと程よいフィット感を感じることができますが、「つまみ寄りのつかみ持ちだと」だと正直このマウスである必要はないかなと思います。
つまみ持ち
つまみ持ちとの相性はあまり良くありません。
個人的につまみ持ちだとマウスのサイズが大きすぎると感じました。
「使えないことはないけど、これなら左右対称形のマウスを使ったほうが良い」
私の意見はこんな感じです。
クリック音比較
ザックリですがクリック音を比較してみました。
正直[Death Adder V3 Pro」のクリック音は大きいです。また、クリック感も硬めになっています。
歯切れが良く前作に比べて押し心地が良くなっている反面、静音性が損なわれた印象です。
まとめ
・エルゴノミクス(左右非対称)マウスの中では軽量級
・センサー/スイッチのクオリティが高い
・値段が高い
・ケーブル挿込口が奥まっている
・フィット感、グリップ性能が微妙(悪くないけど良くもない)
「Death Adder V3 Pro」はスペックが高く間違いなく良いマウスですが、コスパという面では良くありません。
致命的な欠点はなく、人によっては神マウスになるポテンシャルは秘めていると思います。
ただ、個人的には「特別な理由がない限り2万円以上のお金をだして買う価値はないかな」といった印象です。
マウスのスペックがオーバースペック気味でカジュアルゲーマーには宝の持ち腐れ感があります。
前作から良くも悪くも改変された形状、別売りのドングルを買わなければ4000hzのポーリングレートが体感できない等、細かい不満がいくつかあります。
逆にこの記事を読んだ上で尚欲しいと感じているなら買って後悔することはないと思います。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それでは良きゲーミングライフを‼
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