【Razer Viper Ultimate レビュー】持ち方を選ぶ高性能マウス。つかみ・つまみ持ちに最適

2023年7月22日

Razer Viper Ultimateレビュー

一年使用して感じたこと

ども、んたびです。

この記事ではViper Ultimate(ヴァイパーアルティメット)を約1年間使用した私がレビューしていきます。

この記事で分かること

・Viper Ultimateはどんなマウスなのか

・Viper Ultimateはどんな人に合っているか

・実際に使ってみて分かった良い点・悪い点

レビュー記事を読んでいてスペックや仕様について詳しく書いてある記事をよく見かけます。
正直素人目線「センサーは〇〇を使用していて~」や「〇〇スイッチを採用しており~」と言われてもイマイチぴんとこないしどうでも良いですよね(どうでも良くはない笑)。


なのでこの記事での詳細なスペック説明等は省きます。

実際に使ってみてどうだったのかということに重きを置いてレビューしていきます。


「Razer Viper Ultimateレビュー」持ち方を選ぶ高性能マウス

「Viper Ultimate」って実際どうなの?

結論から言うと「持ち方を選ぶ高性能マウス」です。

このマウスの性能自体は間違いなく良いですが、持ち方を選びます。

基本的なスペック・性能は文句なし

かぶせ持ちの人は他にも良い選択肢がある

つかみ持ち、つまみ持ちの人は脳死で買ってOK

専用ソフト「Razer Synapse(レーザーシナプス)」がバグるとマウスもバグる

ザックリ紹介するとこんな感じです。

かぶせ持ちって何ぞや?という方もいると思いますが後ほど説明するので安心してください。
とりあえず順を追ってレビューしていきたいと思います。

Viper Ultimateってどんなマウス?

初心者の方でも頭に「?」を浮かべないざっくりした解説だけさせていただきます。

スペック スペック内容 ざっくり説明すると
形状 左右対称 両利き用
サイズ 幅66.2 全長126.7 高さ37.8mm サイズ感は少し小さめな印象
重量 74g 無線としては超軽い
ボタン数 7 文字通りボタンが7個ついてる
センサー

Razer Focus+ (PixArt PMW3399カスタム)

カーソルがどのように検出されて動くかという入力装置

私も詳しくないが、1万円以上するマウスで変なセンサーを使っていることは

ほぼないので気にしなくてOK

DPI 100~20,000DPI

DPIはマウス感度の数値という認識でOK。(DPI=解像度)

Razerのソフトで値を変更可能

最高値の数字が高いほどスペックの良いマウスという傾向がある

(必ずしもそうではない)

オススメできる人

・つかみ持ち、つまみ持ちの人

・楽に充電できるマウスを探している人


私はこのどちらかに当てはまるのならこのマウスを購入する価値があると思っています。

つかみ持ち・つまみ持ちの人


マウスの持ち方は大きく分けて3種類あります。

かぶせ持ち
つかみ持ち
つまみ持ち

画像左側から「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」です。

こまかいメリット・デメリットは他にもありますが、ザックリした特徴はこのようになります。

かぶせ持ち

手全体を被せるようにして持つ。

手全体を使ってマウスを操作するためほかの持ち方より安定感がある。
他の持ち方より縦方向の操作が苦手。

つかみ持ち

かぶせ持ちから指全体を立たせたような持ち方。

操作もしやすく、比較的どのマウスとも相性が良い持ち方。
かぶせ持ちよりクリックがしやすいのも特徴的。
サイドボタンがやや押しづらい。かぶせ持ちより疲れやすい。

つまみ持ち

かぶせ持ちを少し浮かせたような持ち方。
マウスと手のひらに隙間ができる。

他の持ち方より上下左右関わらず精密な操作が可能。

指先で操作を続けるため他の持ち方より疲れやすい。


「Viper Ultimate」は左右対称型のマウスになっており、両利き対応のゲーミングマウスです。
その性質上、手全体を使ってしっかり握るかぶせ持ちにはフィット感が弱く感じます。

逆に左右対称になっているため支点が両サイドにあるつかみ持ち、つまみ持ちにとってはとても持ちやすい構造になっています。

かく言う私はかぶせ持ちなので、このマウスを使っていてフィット感(握りやすさ)が残念に感じました。
まぁそれはこのマウスが悪いのではなく、かぶせ持ちなのにこのマウスを購入した私が悪いのですが・・・


なので皆さんもこのマウスに限らずマウスを購入するときは自分の持ち方を参考にしてみてください。

に充電できるマウスを探している人

「Viper Ultimate」にはRazer社専用の充電ドックがついてきます。
(ドックが付属していない単品販売もあるので注意)

マウスを置くだけで充電できるんですがこれがとても楽です。
USBの抜き差しって大した動作じゃないんですがルーティーンのように毎回抜き差しするのはめんどくさいですよね。
このマウスは充電するときは置く、使うときは取るだけなのでとても快適です。

実際に使ってみて分かった良い点

とにかく軽い

とにかく軽いです。
軽量マウスを持ったことがない人がもつと恐らくビックリします。

公式が発表している重量は74gですが手元にあるスケールでは75g強でした。
それでも軽いのに変わりはありません。

追記:最近は色んなメーカーから軽量のワイヤレスマウスが登場しているので重さという観点からは選択肢が増えてきています。

充電が楽

先述した通り充電がとても楽です。

感度変更ボタンが裏面にあるので誤操作がまずない

「Viper Ultimate」は感度変更ボタンが裏面になっているので誤って感動が変わってしまうということがありません。

一般的なゲーミングマウスはホイール部分の下に感度変更ボタンがついていることが多いです。
この場合ゲーム中、稀に当たってしまい感度が変わってしまうという事態が起きてしまいます。

LogiCool G703h
Razer Viper Ultimate

脅威のバッテリー持続時間

「Viper Ultimate」はフル充電で70時間もってくれます!

これは使用してみると更にすごさが分かります。
私は現在一日に2・3時間ゲームをするかしないかのライトゲーマーですが、充電は2週間に一度ほどです。
というより気が向いたときにポンッとドックに置いとくだけで充電できてしまうので充電切れはまず気になりません。

追記:最近はバッテリー持続時間も70時間のマウスも珍しくなくなってきているので特筆すべき点ではないかもしれません。

グリップ性能が高い

「Viper Ultimate」は両サイドに滑り止め加工がされています。

この性能がとても良く、握りやすさを何段階も上げてくれていると感じました。
私はかぶせ持ちなので正直このグリップが無ければ完全にフィット感がなくなるためメルカリなどに出品していたかもしれません(笑)

実際に使ってみて分かった悪い点

Razer Synapseが不具合を起こすとマウスも不具合を起こす

このマウスはRazer Synapse(レーザーシナプス)という専用のソフトウェアを使用します。
このソフトが不具合を起こす場合がございます。
その場合、マウスのパフォーマンスに直結する場合があるのでこれがたまに傷になります。

充電ドックが検出されない(充電できない)

バッテリー残量が確認できない

わたしは1年間このマウスを使用してき上記2点の不具合を経験しています。
私の場合どちらも数週間で改善されていますが、こういった不具合に見舞われたときは少々面倒です。

サイドボタンが少し小さい

「Viper Ultimate」はサイドボタンが押しにくいです。

「Viper Ultimate」のサイドボタンは小さく凹凸も少ないため押しにくく感じます。
しかし、ここは使う人の持ち方や手の大きさによるので一概に悪いとは言えません。




マウスが少し薄すぎる・・・?

「Viper Ultimate」は厚みが他のマウスと比べて薄い構造になっています。
そのため、持ち方と手のサイズ次第では指先や指のお腹部分がマウスパッドに擦れる可能性があります。

かぶせ持ちの私はマウスが小さいあまりに「小指」の置き場所が迷子になりました。(私の手のサイズは成人男性より少し小さめです。)

充電ドックの反応が悪くなってくる(個体差あり?)

約1年ほど使用してきて感じたことですが、充電ドックの反応が悪くなってきたように感じます。

手元に届いた時はドックにカチャッとマウスを置けば充電中の点灯に切り替わってくれていました。
しかし最近はマウスをカチャッと置いて位置を微調整しないと充電中の点灯に切り替わらないことが増えました。

最近はこれが地味にストレスだったりします。ただこれは個体差があるかもしれません。

・総評・まとめ

ザックリまとめるとこんな感じでしょうか。

・とにかく軽い

・充電が楽、充電切れの心配いらず

・かぶせ持ちは要注意

・サイズ感とサイドボタンが小さめ

・マウスのパフォーマンスがRazer Synapseに依存する

「Viper Ultimate」完成度の高いマウスに間違いはありません。
しかし、私としてはかぶせ持ちの人は決断を早まらず他のマウスを検討した方がよいと思いました。

かぶせ持ちでも充分に使えるマウスではありますが、右利き用の左右非対称のマウスを握った時の感動はありません。
逆につかみ持ち、つまみ持ちの人は「このマウスを買っておけばまず間違いないんじゃね?」と言える逸品です。

ここまでレビューしてきてなんですが、マウスに限らずデバイスは展示されてある店舗に足を運んで触って試してみるのが一番です。
なので頑張ってゲーミングデバイスを展示しているお店を探して実際に触ってみてください。

少しでも皆さんのお役に立ててれば幸いです。

良きゲームライフを!!

マウス

Posted by nonntabi