【HyperX PULSEFIRE HASTE Wireless レビュー】コスパは良いけどオススメできません。

2023年7月26日

ども、のんたびです。

今回はHyperXからでている「PULSEFIRE HASTE WIRELESS(パルスファイヤーヘイスト)」をレビューしていきます。

PULSEFIRE HASTE WIRELESSって実際どうなの?
安くて気になってるけど性能面が心配

この記事はこのような疑問をお持ちの方に参考になると思います。

現在は後継機モデルになる「Pulsefire Haste 2」も販売されています。

値段は少しだけ上がりますが気になる方はそちらもチェックしてみてください。

最初にオススメできる人、できない人をザックリまとめてレビューしていきます。

オススメできる人

・DPI(感度)ズレを許容できる方(DPIズレに関しては記事内で解説します)

・予算1万で「安い」「軽い」「ワイヤレス」のゲーミングマウスを探している方

オススメできない人

・性能面で妥協をしたくない方

・かぶせ持ちの方

・硬めのクリック感が好みの方

・穴あき形状に抵抗がある方

【結論】コスパは良いけど正直オススメはできません

結論からお伝えします。

正直オススメできるマウスではありません。

理由はDPI(感度)にズレがあるためです。

DPI(感度)ズレ

ソフトウェアで設定したDPIと実際のDPI数値が異なる

この1点だけが致命的すぎてオススメできるかどうかと聞かれると答えは「NO」になります。

形状もやや癖がありますが、ここに関しては使用する人によって変わるので一概に評価はできません。

他に特筆すべき弱点はなく、むしろDPIズレさえなければとても優秀なマウスとして評価していたと思います。

DPIのズレが「PULSEFIRE HASTE WIRELESS」の唯一にして最大の欠点に感じました。

誤差の範囲なら許容できますが、(APEXの)射撃訓練場に潜った瞬間に違和感を感じられるレベルでズレがあります。

DPIがズレてるならそれを考慮したDPIに設定すれば使えるのでは?

確かにDPIのズレを考慮した上で自分に合った感度を探していけば十分使用できるポテンシャルはあります。

ただ、他のマウスもいくつか使用している私にとってこの感度ズレは致命的です。

(感度が統一できないため)

この感度ズレを予め許容できる方であれば購入する価値は十分あると思います。

カタログスペック

形状左右対称
接続2.4GHz無線
サイズ約124(長さ)×66.8(幅)×38.2(高さ)mm
重量61g
ボタン数6箇所(左右クリック、サイドボタン×2、ホイールクリック、)
使用センサーPixArt PAW 3335
DPI200~16000(100刻み)
ポーリングレート125/250/500/1000
バッテリー寿命100時間
ケーブル長1.8m
カラーブラック/ホワイト

【PULSEFIRE HASTE WIRELESS】外観

「PULSEFIRE HASTE WIRELESS」は左右対称の形状ですが、サイドボタンは左側にしかついていないので右利き用になります。

手のひらを覆う部分は穴あきになっており軽量化が図られています。

クリック部分と両サイド部分は穴あきになっていないため操作に支障がでるということはないと思います。

質感はマット仕上げでザラッとした感触です。

見た目は悪くありませんが、指が滑り安くフィット感は得られにくいです。

個人的には後ほど紹介する付属のグリップテープ使用を推奨します。

同梱物

・マウス本体

・2.4Ghz接続レシーバー

・充電ケーブル(A to microUSB)

・延長ドングル

・グリップテープ

・説明書等々

サイズは縦に対して横幅が少しだけ大きい印象を受けます。

クリック感は柔らかめでしっかりしたクリック感が好みの方は合わないかもしれません。

「PULSEFIRE HASTE WIRELESS」は中央が最も高くなる「中央コブタイプ」のマウスになります。

高さが38.2mmと比較的背の低いマウスとなっています。

サイドボタンは少し出っ張りがあり中央からやや前目にかけてついています。

押しにくさ等は感じません。

HYPERXのロゴ要らない・・・

右サイドには何もありません。

お尻側から見ると平べったい形状になっています。

この形状は少し癖があり、持ち方によってフィット感が大きく異なってきます。

線は曲線イメージ

画像でどれほどお伝えできているか分かりませんが、「G PRO X SUPERLIGHT」と比較するとより平べったさを感じます。

マウスの頭部分に充電ケーブルを挿す場所があり、端子はタイプCになっています。

しっかり、タイプCになっている点は地味に嬉しいポイントです。

画像だと両サイドが逆ハの字になっているように見えるかもしれませんが、実際はそこまで傾斜を感じません。

持ち上げた際のグリップ力は少し弱い印象を受けました。

裏面には「センサー」「電源スイッチ」「レシーバー収納箇所」が搭載されています。

センサーは冒頭にも紹介した通り、DPIズレがかなりあります。

ポイント(カーソル)が飛んだりすることはなく、激しい操作でも問題なく使用できます。

マウスソールは四隅に貼られてあります。

マウスソールは比較的滑りやすくスムーズに感じました。

レシーバーの収納箇所が本体に備わっているのはマウスを複数所持している人にとって嬉しい設計です。。

【PULSEFIRE HASTE WIRELESS】特徴

「価格」を抑えながらも「トレンド」もおさえる

「PULSEFIRE HASTE WIRELESS」は1万円以下で「ワイヤレス」「軽量」「白色展開)」「タイプC端子」の最近のトレンドを全ておさえています。

フィット感やビルドクオリティに関しても持ち方に左右される部分があるものの特に不満を感じることはありません。

「61g」という軽さでRGBにも対応しています。(マウスホイール部分のみ)

コストパフォーマンスという点においてはとても優れています。

ソフトウェア(HyperX NGENUITY)でカスタマイズが可能

「PULSEFIRE HASTE WIRELESS」はソフトウェアでのカスタマイズにも対応しています。

変更できる項目

・ライティング
(アニメーション、アニメーション速度、透明度、カラー、輝度)

・ボタン割り当て

・DPI

・ポーリングレート

・リフトオフディスタンス(LoD)

しかし、このソフトウェアはファームウェアの更新に失敗したり、接続が認識されなかったりと気になる不満点もあります。

特に「接続が認識されない」という不具合は割と頻繁に起こります。(ソフトウェアが認識していないだけでマウス自体は使用できます)

10秒程放置するだけで認識してくれる場合もあれば、ソフトウェアの再起動しないと治らない場合もあります。

ここは少しストレスに感じます。

また、インストール直後は言語が英語になっています。

「Setting」から言語を日本語に変えるだけで解決しますが、英語アレルギーの方は注意が必要です。

「HyperX NGENUITY」の使い方は別の記事で解説しています。

グリップテープと予備のマウスソールが付属

「PULSEFIRE HASTE WIRELESS」はグリップテープと予備のマウスソールまで付属品に入っています。

グリップテープは「両サイド」「左右クリック部分」の4箇所に貼ることができます。

私は付属品にグリップテープが入っていることを把握していなかったのでかなり驚きました。

1万円以下でトレンドをおさえたスペック、その上「マウスソール」と「グリップテープ」が付属品で入っている。

もう至れり尽くせりです笑

実際に貼って使用してみましたが、かなりグリップ感が向上します。

貼る前までは「全体的に滑りやすいしグリップ感が弱いマウス」という印象を持っていましたが、評価が覆りました。

デザイン的にも相性が良く、グリップテープを貼ることでダサくなるということもありません。

しかし、最初はゴム特有の匂いがかなりします。

使用しているうちに気にならなくなってきますが、貼ってから数日のあいだは手にゴムの匂いがつくので注意が必要です。

持ち方と相性

私は平均男性より手が少し小さめ(男性の平均は180mm)

かぶせ持ち

手全体でマウスを覆いかぶせるような持ち方

かぶせ持ちはあまりオススメできません。

「PULSEFIRE HASTE WIRELESS」は横幅が平べったくのっぺりとしています。

本体の高さも約38mmと比較的薄いため、小指が窮屈に感じます。

形状にもよるので一概には言えませんが、かぶせ持ちの方は高さが40mm以上あるマウスを選ぶと良いかもしれません。

1枚目より深い位置でのかぶせ持ち

ちなみにですが、深い位置でかぶせ持ちをしてあげるとフィット感が増します。

ただし、持ち方を矯正されている感がでます。

つかみ持ち

かぶせ持ちから指を立たせたような持ち方

「つかみ持ち」との相性は悪くりません

問題なく使用できますが、デフォルトの状態だと親指が滑りやすく安定感に欠けます。

グリップテープを貼った方がグリップ力が圧倒的に向上するためグリップテープ推奨です。

つまみ持ち

つかみ持ちから手のひらを浮かせたような持ち方

「つまみ持ち」はとても相性が良いと思います。

本体の「軽さ」と「薄さ」が相まって非常に滑らかな操作が可能です。

つかみ持ちほどではありませんが、つまみ持ちもグリップテープを貼った方が使いやすいと感じました。

メリット・デメリット

メリット

・1万以下でゲーミングマウスのトレンドを完璧におさえている
「ワイヤレス」「軽量」「黒/白2色展開「タイプC端子」

・付属のグリップテープでフィット感を上らげられる

・レシーバーを本体に収納できる

デメリット

・体感できるほどのDPIズレがある

・ソフトウェアが不安定

・本体が薄いため、持ち方によっては小指が窮屈に感じる

まとめ

「PULSEFIRE HASTE WIRELESS」はコスパに優れたマウスという印象です。

なるべく予算を抑えてゲーミングマウスを購入したい人にとっては十分選択肢に入ってくると思います。

1点だけどうしても気になるのがDPIズレ」です。

ここを許容できる方であれば購入する価値は十分あると思いますが、個人的にはあまりオススメできません。

上級者の方であれば、既にゲーミングマウスを何台か買い替えてきていると思うのでDPIズレの違和感がより気になると思います。

初心者の方であれば、DPIがズレた感度に慣れるとそれが基準になってしまいます。

そうなると次のマウスを買い替える際に変な癖がついているということが考えられためあまりオススメできません。

現在は後継モデルである「PULSEFIRE HASTE 2」も販売されています。

私は所持していないので残念ながら比較することができませんが、気になる方はそちらもチェックしてもらえればと思います。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

それでは良きゲーミングライフを‼

マウス

Posted by nonntabi