【FnaticGear BOLT】レビュー コスパ最強のワイヤレスゲーミングマウス!安価でワイヤレスマウスを探しているならコレでいい
ども、のんたびです。
なるべく安価で性能の良いワイヤレスゲーミングマウスがほしい
FnaticのBOLTが気になっている
この記事はこのような悩みをお持ちの方に参考になると思います。ぜひ最後まで読んでいってください。
最初にメリット・デメリットをザックリまとめてレビューしていきます。
・安価ながら必要最低限以上のスペック
・癖の少ない形状
・ハイエンドモデルにも勝るバッテリー持ち
・形状、スペックともに最近のハイエンドマウスには劣る
・クリック部分が少しグラつく
・サラサラした滑りやすい質感でグリップ性能が低い
FnaticBOLTは元々1万円を超える価格で販売されていましたが発売から日が経つにつれ値下げされていき、2024年11月現在は非常にお求めやすい価格になっています。
【結論】コスパ最強!安いワイヤレスゲーミングマウスならコレでいい
先に結論からお伝えします。
「FnaticGear BOLT」はコスパ最強のワイヤレスゲーミングマウスです。
「形状」「重量」「センサー」「剛性」「バッテリー持ち」「ソール」
ゲーミングマウスはこれらの項目が大事になってきますが、「BOLT」はどこを評価しても一定以上の水準があると感じます。
2万円前後するような最近のハイエンドマウスと比較すると流石にクオリティ面で見劣りしますが、一般ゲーマーがFPSをプレイするには十分すぎる性能です。
マウスの性能や形状に強い拘りがない方であれば「これ買っとけばいいんじゃない?」というクオリティに仕上がっています。
反対に、「BOLT」を使用していて一番気になったのはグリップ性能の低さです。
「BOLT」はどの面もサラっとしていて、とても手が滑りやすい質感になっています。
そのためグリップ性能の高い他のマウスと比べると少し強めに握る必要があります。
他にも細かいところでいくつか欠点はありますが、それは後ほどレビューしていきます。
【BOLT】外観・特徴
形状 | 左右対称 |
サイズ | 120 x 55 x 38mm 長さ・幅・高さ |
重量(実測) | 公称値:67g 実測値:68.5g |
ボタン数 | 6 |
使用センサー | PixArt PAW3370 |
スイッチ | Kailh GM8.0 |
DPI(感度) | 100~19,000DPI(50刻みで変更可能) |
ポーリングレート | 125/250/500/1000Hz (Bluetooth接続時125Hz) |
バッテリー持続時間 | 2.4Ghz接続:110時間 Bluetooth接続:210時間 |
接続方式 | 2.4Ghz/Bluetooth 5.1 (TypeC端子) |
マウスソール | PTFE |
ライティング | 対応(ホイール部分のみ) |
カラー展開 | ブラック/ホワイト |
開封するとすぐマウス本体とご対面するタイプです。
・マウス本体
・マウスドングル
(ポーリングレート1000Hz)
・延長アダプタ
・充電ケーブル(A to C)
・交換用マウスソール
・説明書
ケーブルはA to Cで、C側は少し特殊な形状になっています。
ケーブルはパラコードになっていて質感は悪くありません。
ドングルの延長アダプタにはそれぞれフナティックの文字とロゴがあります。
マウス本体
「BOLT」はサラサラとザラザラの中間くらいのような質感で、手汗などは目立ちにくいです。
質感は悪くありませんが、グリップ加工などは施されていないのでグリップ性能は低めになっています。
クリック部分は硬すぎず柔らかすぎず歯切れの良さも感じる癖の少ないクリック感です。
ホイール部分は白色でゴムっぽい質感になっておりここだけライティングに対応しています。
ゴムっぽい質感のおかげで指の腹でしっかり引っ掛かりを感じることができるので操作感は良好です。
ノッチ感は強すぎず弱すぎない感覚で「連続スクロール」「細かなスクロール操作」どちらも不満に感じることはありません。
ホイールクリックはかなり固めで強く押し込まないと反応しません。
個人的には指先にかなり力を入れる感覚になるのでホイールクリックの操作感は良くないです。
とは言ってもホイールクリックは軽すぎると誤爆したりもするのでここは好みが分かれるかもしれません。
裏面には接続を切り替えるスイッチがついています。
開封した初期状態はソール部分に青い保護シールが貼られています。
使用する際に剥がし忘れないように注意してください。
センサーはほぼ中央に位置し、使用していて操作に違和感を覚えるということはありません。
「BOLT」はマウスの頂点が後ろ側にくる後方コブタイプ且つ少し背が低めのマウスになっています。
正面から見るとやや「逆ハの字型」をしています。
「逆ハの字」になっていることで指の引っ掛かりが良くなってマウスを持ち上げやすくなるよう工夫されています。
充電用のTypeC端子(メス)は少し奥まっているので使用できるケーブルは少し限られるかもしれません。
バッテリー
BOKTは2.4Ghz接続で最大110時間持続する大容量バッテリーを搭載しています。
現行の上位機種のゲーミングマウスでも90時間前後が平均なのでバッテリー持ちはかなり優れていると言えます。
本体重量
BOLTの重量は実測値で68.5gでした。(公称値67g)
最近は40g台のマウスが登場しているのでそれらに比べると重く感じますが、一昔前までは軽量と言われていた重さです。
BOLTは最大110時間もつ大容量バッテリーを搭載しているのでそれを加味するとむしろ軽いかもしれません。
「BOLT」のサイズ感
BOLTは「120×55×38mm」とゲーミングマウスの中は「標準~ちょい小さめ」くらいのサイズです。
私の手は成人男性の平均より少し小さめですが、それでも握ったときに手のひらの中央部分に隙間ができます。
手が小さい方はちょうど良いサイズだと思います。逆に手が大きい方や大きめのマウスを探している方には合わないかもしれません。
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは及第点といった印象です。
マウスを振ったり強く握り込んだりしても、軋んだり内部が動いているような感じはありません。
あまり不満に感じることはありませんが左クリック右クリック部分ともに多少のグラつきを感じます。
また、マウス中央を強く押し込むとホイール下部にあるボタンが反応してしまいます。
細かい評価をすると少し気になる点もありますが、実際のゲームプレイに支障をきたすということはないので許容範囲といった感じでしょうか。
マウスソール
「BOLT」のマウスソールは上下に2箇所、材質は100%PTFEになっています。
エッジ処理が施されているのでマウス滑走時の引っ掛かりはあまり感じません。
マウスを動かした際の滑り出し(初速)もとてもスムーズなのでよほど拘りがある方でない限りは満足できるクオリティになっていると思います。
センサー /LoD(リフトオフディスタンス)
センサーは「PixArt PAW3370」が採用されています。
現在では1世代前のセンサーという扱いをされるかもしれませんが、2022年くらいの高性能マウスなどに採用されていた現在でもバリバリ通用するセンサーです。
実際にゲームを長時間プレイしていてもセンサーが飛ぶといったことはなく、非常に快適にFPSゲームを遊ぶことができます。
LoD(マウスを持ち上げた際にセンサーが反応しなくなる距離)は「1mm」もしくは「2mm」から選択することができます。
この変更は専用のソフトウェアから行う必要があり、デフォルトでは1mmになっています。
LoDは低ければ低いほど良いとされているので拘りがなければ1mmで問題ありません。
持ち方と相性
かぶせ持ち
かぶせ持ちとの相性はあまり良くありません。
マウスの背が低いので「かぶせ持ち」だと手のひらの中央に隙間ができてしまいます。
隙間を埋めようとマウスにペッタリつける感じで握ると薬指と小指の置き場が窮屈になります。
結果的に十分なフィット感は得られず、つかみ持ちに近い持ち方を強制される感覚になります。
かぶせ持ちでも十分使用することはできますが、相性が良いとは言い難いです。
つかみ持ち
つかみ持ちとの相性はかなり良いです。
かぶせ持ちで感じていた中央部分の隙間も「つかみ持ち」だと指を立たせるので自然に解消されます。
さらにマウスのコブが後方にあるのでしっかり手のひらの中央に押し当てながら使用することでかなりフィット感を得ることができます。
つかみ持ちでコスパの良いマウスを探している方という方にはとてもオススメできます。
つまみ持ち
つまみ持ちとの相性は良くも悪くもありません。
マウスの背が低くそれほど重たいマウスでもないのでつまみ持ちでも全然使用することはできます。
ただ表面が滑りやすい質感になっているためグリップの安定感がやや不安定です。
指先のコントロール力がとても大事なつまみ持ちにとってグリップ性能が悪いというのは少し減点対象かもしれません。
グリップテープでグリップ性能を向上させるといった対策をとると相性はかなり良くなると思います。
クリック音比較
「LogiCool PRO X SUPERLIGHT 2」とクリック音を比較した動画をのせておきます。
ソフトウェアでマウスの詳細設定が可能
BOLTはFnaic Gearから提供されているソフトウェア「OP v2.0」をダウンロードすることで各種詳細設定がいじれるようになります。
ソフトウェアの使い方は割愛しますが設定できる項目を下記にまとめておきます。
・ボタン割り当て
・DPI(マウス感度)
・LoD
・直線補正
・ポーリングレート(125/250/500/1000Hz)
・デバウンスタイム
(1回のクリックによる複数の入力を防止するシステム)
・スリープタイム
・ライティング
下記のリンクから「OP v2.0」をDL
リンクに飛んで少し下にスクロールすると上の画像のようなダウンロードボタンがあるのでOSに合わせてインストールしてください。
ソフトウェアの細かい使い方は別の記事で解説しています。
まとめ
・なるべく安価でクオリティの高いマウスを探している人
・初めてのゲーミングマウスを探している人
・手のサイズがあまり大きくない人
・かぶせ持ちの人
・マウスに高いグリップ力を求めている人
・マウスのスペックを妥協したくない人
「BOLT」は細かい点でいくつか気になる点はあるものの、現在の価格を考慮するとかなりコスパの高いゲーミングマウスだと感じます。
安価なワイヤレスゲーミングマウスでも中には「センサーの反応が良くない商品」や、「DPI数値が正常でない商品」などゲームでは使い物にならないマウスが混在しています。
最近のゲーミングマウスは確かにクオリティが高い物も多いですが、2万円前後という価格が珍しくない時代です。
その中で「BOLT」はどこを評価しても一定以上の水準があり、初心者でも手が出しやすい価格設定になっています。
(発売当初は1万円半ばという価格で高性能マウス達の仲間でした)
私は実際に購入して3ヶ月ほどしっかりゲーム用途で使い込んでいますが全然不満なく使用できています。
しいて言うのであればやはりグリップ性能の低さは気になります。
グリップ性能はゲームでのパフォーマンスに大きく影響をあたえる部分なので、グリップ性能を重視する場合はグリップテープの導入や他のマウスを検討するといったことが必要になってきます。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それでは良きゲーミングライフを!!
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