【ELECOM VK600A 】レビュー 日本語配列のコスパ最強ラピトリキーボード

2024年9月21日

ども、のんたびです。

この記事ではELECOMからでているゲーミングキーボード「VK600 A」をレビューしていきます。

「VK600A」って実際どうなの?

安い買い物じゃないから失敗したくない

この記事はこのような悩みをお持ちの方の参考になると思います。

是非最後まで読んでいってください‼️

メリット

・ラピッドトリガー機能搭載で約2万円の高コスパ

・打鍵感が良い(期待以上)

・USBパススルー機能搭載

・ケーブル着脱式でデスクの掃除が楽

デメリット

・65%サイズなので普段使いは不便

・右Shiftが少し特殊

・ソフトウェアのつくりが簡素


【結論】日本語配列のコスパ最強ラピトリキーボード

最初に結論からお伝えします。

「VK600A」は「機能性」「打鍵感」ともに満足できる製品になっています。

性能面はいわゆるラピトリ機能を搭載しており、細かいキー設定なんかもソフトウェアで変更できます。

リニア軸採用で一般的な赤軸のキーボードより軽い押し心地と心地よい打鍵感も楽しめるようになっており、スペックを考慮するとかなりコスパの高い製品だと感じます。

VK600Aはキー配列が日本語配列になっているので「英字配列に抵抗がある」という方には特にオススメできます。

正直、製品自体のデメリットはあまりありません。

あえて弱点を挙げるとするのであれば「65%サイズ」「ソフトウェアが簡素」の2点です。

65%サイズのキーボードはテンキーはもちろん、「矢印キー」や「F1〜12」といったキーも削られています。

ゲームだけで考えるのであれば不要なキーが省かれているのでむしろプラス要素ですが、普段使いは正直かなり不便です。

また、一部のキーが特殊な形状をしている部分もあります。

これは頑張って慣れるか、左手デバイスを併用するかで対策をする必要があります。

ただこれは製品というより65%キーボードの弱点なのであまり減点対象にはなりません。

ソフトウェアに関しては単純につくりが簡素です。

必要最低限の設定はできますし、不具合なども今のところないので特に問題はありません。

Razerなど大手メーカーのソフトウェアと比較するとかなりUIが地味でコストを抑えている感があります。


最近は同じエレコムから「VK720A」という75%サイズキーボードが発売されたので配列やサイズ感が気になる方はそちらを検討してみても良いかもしれません。

【VK600A】デザイン・特徴

キースイッチ磁気式アナログ検出スイッチ
アクチュエーションポイント0.1mm~3.8mm
キーピッチ19.0mm
キーストローク4.0mm
押下圧30~60g
接続方法有線
キー数71
Nキーロールオーバー
ポーリングレート1000Hz
サイズ322.4mm×124.7mm×36.2mm
(幅)×(奥行)×(高)
重量662g
ケーブル長2m
カラー黒/白

外箱は人によって好みが分かれそうです。

同梱物

・キーボード本体

・接続ケーブル(AtoC)

・交換用キーキャップ

・キーキャッププーラー

・ステッカー

ケーブルはパラコードケーブルになっていて取り回しやすいケーブルになっています。

長さも2mあるので長さが足りずに困るということはあまりないと思います。

スタンドは寝かせるか立たせるかの2段階になっています。

他社のキーボードだと3段階で角度を調整できたりするのでここは少し劣っているかもしれません。

ちなみに私はフラットな状態で他社のパームレストを併用した状態で使用しています。

PCと接続するとライティングがONになります。

発色はとても綺麗で色ムラも気になりません。

ライティングのON/OFFや光らせ方は専用のソフトウェアで変更可能です。

「VK600A」には「ネオクラッチキーキャップ」というキーキャップが採用されています。

このキーキャップは「指とキーが吸いつきやすく、離しやすい」というコンセンプトで設計されているみたいで、画像でもキーに少し凹凸があるのが分かると思います。

実際に使用してみると確かに指を添えたときに心地良いフィット感があります。

また、キーキャップには「ダブルインジェクションPBT加工」という印字が剥がれにくい加工が施されています。

そのためキーキャップの質感と耐久性の高さは申し分ありません。

ガタつきやグラつきなども少なく安定性も非常に高く感じます。

【特徴1】独自の磁気スイッチでラピトリ機能搭載‼️

VK600Aのキースイッチには「ELECOM Magnetic S.P.S Engine」という独自システムを使用しています。

このスイッチは「アクチュエーションポイント」「リセットポイント(ラピトリ機能)」ともに、0.1mm~3.8mmまで0.1mm単位で設定可能です。

キーは個別に設定が変更できるのでゲームでよく使用するW.A.S.Dキーだけ設定を変更するということも可能です。

※個別に設定できるキーは最大で20キー

ゲーミング知識

アクチュエーションポイント(AP):キーを押して入力が認識されるまでの深さ

リセットポイント(RP):キーから指を離して入力が解除されるまでの浅さ

つまり設定次第では「キーを0.1mm押したら入力を検知して0.1mm離したら入力が解除される」ということです。

私は0.1mmで使用するとキー誤爆が頻発するのでアクチュエーション、リセットポイントともに「0.3mm」に設定してゲームをプレイしていますが非常に快適です。

文字だと上手く説明できませんが入力がスムーズに認識されている感覚があります。

いわゆるラピトリ機能が搭載されていない普通のゲーミングキーボードとは体感で違いが分かるほど性能差を感じます。

他にも、同じキーでも押す深さによって違う役割を持たせる「2ndアクション機能」という機能も搭載しています。

ゲームで使用例をだすとWキーを軽く押すと「歩く」深く押すと「走る」みたいなことができるようになります。

正直この機能は使いこなせないので私は使用していません。

【特徴2】USBパススルー機能搭載

「VK600A」はUSBパススルー機能も搭載しています。

キーボード右上部についているTypeAの端子はUSBハブとして使用できます。

なので、ここにマウスやヘッドセットのレシーバーを挿して使用することも可能です。

実際にワイヤレスのゲーミングマウスをパススルーで接続しましたが体感できる遅延などはありませんでした。

このパススルー機能はあると地味に便利です。

キー配列には注意が必要

VK600Aは日本語配列がベースになっていますが、特殊な箇所があります。

特に右Shiftキーは一般的なキーボードと比較するとかなり省スペースになっているのでここは慣れが必要かもしれません。

私は使用して半年ほど経ちますが今でも押し間違えることがあります。

他にも右端のキー(特にPSとPgキー)は割と誤爆しやすいです。

ただこれはソフトウェアでキー設定を変更すれば大した問題ではありません。

【VK600A】打鍵音・打鍵感

VK600Aの打鍵感は非常に心地よく、タイピングをしていても疲れにくいです。

打鍵音も一般的な赤軸よりも軽い音でスコスコしたような音が非常に心地良いです。

吸音パッドが内蔵されているので少々強くキーを押しても底打ち時に金属音が鳴ったりということもありません。

キーを入力するのに必要な力を示す「押下圧」は30g~60gとなっており、浅打ち時の押下圧が30g、底打ち時が60gとなっています。

製品によりますが一般的なゲーミングキーボードの押下圧は大体40g前後の商品が多いです。

それと比較するとVK600Aは非常に軽い押し心地となっています。

ソフトウェア「EG Tool」が簡素

VK600Aはエレコムがだしている「EG Tool」というソフトウェアをインストールすることでライティングやアクチュエーションポインㇳの変更が行えます。

この記事は使い方解説記事ではないので細かい使い方等は割愛します。

設定できる項目は以下の通りです。

設定できる項目

・キー全体のアクチュエーションポイント、リセットポイントの感度変更

・個別のキー設定
(アクチュエーションポイント・リセットポイント・キー割当等々)

・キーの誤爆を防ぐゲーミングモードの設定

・ライティング全般
(明るさは調整不可)

・プロファイルの作成/切り替え
(作業用/ゲーム用で設定の切り替えが可能)

※ソフトウェア内はアクチュエーションポイント/リセットポイントの表記が異なります
アクチュエーションポイント=キーON感度
リセットポイント=キーOFF感度

実際に使用してみれば分かりますがこのソフトウェアはUIがかなり地味で、システムもまだまだ発展途上だなと感じます。

説明表記などもあるので一応理解することはできますが分かりやすいかと言われれば正直微妙です。

また、ライティングの輝度が変更できなかったり、プロファイル切り替えはソフトで行う必要があったりとシステムもまだまだ改善の余地があるかなといった印象です。

私は作業用とゲーム用で2つのプロファイルを作成してみましたがプロファイルを切り替えるショートカットキーが存在せず、ソフトを立ち上げて変更する手間が必要なので結局1つしか使用していません笑

まとめ

オススメできる人

・ラピトリ機能搭載の日本語配列キーボードが欲しい方

・コスパの良いラピトリキーボードを探している方

・高性能かつ白いキーボードを探している方

デスクを頻繁に掃除する綺麗好きな方
(65%サイズでUSBも着脱できるのスッキリさせやすい)

オススメできない人

・英字配列が好きな方

・「!」や「?」という記号(右Shift)を多用する方

・ゲーム以外にも仕事や作業でキーボードを多用する方
(仕事や作業用途だとTKLやフルサイズの方がオススメ)

冒頭でも紹介したようにVK600Aは「機能性」「打鍵感」ともに満足できる製品になっています。

「日本語配列のラピトリキーボード」というのはまだまだ選択肢が少ないです。

「ラピトリ機能欲しいけど英字配列には抵抗がある」というゲーマーの方には特にオススメできるキーボードだと思います。

実際私が購入した理由も日本語配列という点が非常に魅力に感じたからです。

ただ、65%キーボードというサイズ感はどうしても人を選びますし、ソフトウェアがまだ発展途上と言うような弱点もあります。

特にプロファイル切り替え機能は不便で正直使用するのがダルくなります。

私は細かくキー設定をイジるタイプではないので許容範囲ですが「作業やゲームタイトルごとにキー設定を変えたい」という方にとっては致命的な弱点かもしれません。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。それでは良きゲーミングライフを‼️


最近は同じエレコムから「VK720A」という75%サイズキーボードが新たに発売されたのでそちらを検討してみても良いかもしれません。
(利便性が上がる分値段も上がります)

キーボード

Posted by nonntabi